649-1

隔月ペースくらいで作画関連の記事を書くブログ。

うる星やつらの遊佐和重さんの作画

うる星やつら』の遊佐和重さんの作画に関して簡単に解説。

遊佐さんの略歴に関しては下記のサイトのインタビューが詳しいので是非読んでみてください。

練馬アニメーション 私の「履歴書」
第3回:遊佐かずしげ氏(メビウス・トーン)のアニメ「履歴書」《その1》

neriani.jp

 

 

 

『うる星』における遊佐さんのお仕事の大きな特徴しなやかで柔らかさを感じさせるポーズのセンスがあります。

 

f:id:gagashi5678:20200830224956p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225010p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225031p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225050p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225109p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225127p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225150p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225206p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225227p:plain

(C)高橋留美子小学館


23回45話「春らんまんピクニック騒動(前編)」より(推測)。

一連の動きの中から抜粋

体全体から動きの流れを感じさせるようなしなやかなポーズ。

手の先の表情のつけ方も絶妙。シルエットも特徴的。

実際に動いている絵をみてもらえば、こういった個々のポーズや

その繋がり方が、動き全体を豊かなものにしているのが分かるかと思うので、

興味がある方はぜひ見てもらえれば。

 

 

 

 

f:id:gagashi5678:20200830225431p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225510p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225540p:plain

(C)高橋留美子小学館

 

f:id:gagashi5678:20200830225706p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225757p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225821p:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830225850p:plain

(C)高橋留美子小学館


39回62話「どきどきサマーデート」より(推測)。

一連の動きの中から抜粋。

先ほどの動きの連続性を感じさせる作画とは打って変ったリミテッド調の作画

遊佐さんの持ち味の一つ。

分かりやすくはっきりとしたシルエットのポーズほぼ原画だけ(一部は動画も入る)で繋いでいくような動きで、メリハリが効いている。

所謂Aプロ調ど根性ガエル』的な動きと近い部分もあるかも。

 

 

 

 

f:id:gagashi5678:20200830230010j:plain

(C)高橋留美子小学館

39回62話「どきどきサマーデート」より。

「どきどきサマーデート」のローラースケートのシーンには、遊佐さんの作画の魅力が存分に発揮されている。

 

 

f:id:gagashi5678:20200830230043j:plain

(C)高橋留美子小学館

足のパース感

デフォルメが気持ちいい。

 

 

f:id:gagashi5678:20200830230122j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830230141j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830230204j:plain

(C)高橋留美子小学館


動きの中から抜粋。

足元にグッと寄っていくカメラワークがダイナミック。

 

 

f:id:gagashi5678:20200830230315j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830230336j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830230400j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830230423j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830230440j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830230501j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830232630j:plain

(C)高橋留美子小学館

f:id:gagashi5678:20200830232741j:plain

(C)高橋留美子小学館

腕を使ってバランスを取りながら進んでいくラム。

画像は一連の動きの中から抜粋したもの。

腕の挙動の細かさに注目。

前述のポーズのしなやかさも顕著にみられるカット。

 

 

 

f:id:gagashi5678:20200830231505j:plain

(C)高橋留美子小学館

11回21話 「あたる源氏平安京にゆく(前編)」より(推測)。

特徴的な歯口の描き方。角ばった感じのデフォルメもみられる。

 

 

 

f:id:gagashi5678:20200830231535p:plain

(C)高橋留美子小学館

25回48話「 翔べよイモちゃん!」より(推測)。

ラムの手の表情に注目。

遊佐さんの作画には手の表情付けにこだわりが感じられるカットが多い。

ラムの体系が細めなのも遊佐作画の特徴。

 

 


 

 『うる星』の原画での遊佐さん参加回は以下のとおり。
うる星やつら(1981~1986) 原画 5回(恐らく9話) 11回(恐らく21話) 13回(恐らく26話) 17回(恐らく34話) 23回(恐らく45話。半パート一人原画?) 25回48話 33回56話 39回62話 43回66話 49回72話 55回78話 93回116話(総集編) 

2話まとめて放送の時期の参加回は推測。

ただし、基本的に遊佐さんは当時フリーとしてスタジオユニコーン回に参加している(同人誌『究極のラム2』での西島克彦さんの発言より推測)

ので、参加回は上記の通りスタジオユニコーンの作画回(野部駿夫さんの作監回)になるはず

確かユニコーンの回の動画チェックとして森中正春さんと一緒に遊佐さんがクレジットされていたこともあったはず。

 

ご本人のTwitterには一部の担当パートの記載がある。

各回とも、まとまった量の作画を担当されているように思える。

 

93回116話は総集編なので最後の参加回は 55回78話

恐らくアニメ版の『みゆき』のキャラクターデザイン、作画監督を担当する為の降板と思われる。

『みゆき』のOPは遊佐さんの作画だと思われるが、

先述の流れを意識した柔らかなポーズの動きがみられる。

シルエットのみでキャラクターの主な動きが表現されている点もこのOPのポイント。

 

同じくスタジオぴえろ制作期の『うる星やつら』に参加していた山下将仁さんや西島克彦さんのような暴走系の作画ではないものの、作画表現の豊かさが感じられるのが遊佐さんの作画かなと自分は思っています。バンダイチャンネルで一部のエピソードは無料で見られるので是非是非他の回と合わせて見ていただければ。

 

無料ラインナップの中だと越智さん山下さんコンビの14回27話「面堂はトラブルとともに!」や、毛利和昭さん参加(アニメRでクレジット)の9回18話 「アスレチック女地獄!」が派手目の作画。

 

www.b-ch.com